日常あんなこと こんなこと

日常のさまざまな出来事や思ったことなど、色々書いていきます。

命日

今日1月13日は、おばあちゃんの命日です。
もう5、6年くらいになりますかね。

私が中学の時に倒れました。
脳梗塞でした。

それから2度と、おばあちゃんは家に帰ってくることはありませんでした。

おばあちゃんは入院、それから施設での生活。

なによりショックだったのは、おばあちゃんの中から
「私」が消えてしまったこと。

脳梗塞の後遺症なのか、痴呆(年齢的に)のせいなのか分かりませんが、完全に私は知らない人になってしまいました。

いきなり最初からではなく、施設に入ってはじめの頃に顔を見に行ったときは、私の名前は出てこなかったようですが
私の顔を見たときに
「あっ!(^_^)」と、反応してくれていました。

その時はまだ、おばあちゃんの中に私が存在していました。

このまま良くなってくれたらいいな、なんて思っていましたが、良くなるどころか、
年を重ねるたび、顔を見せに行っても、だんだん反応が悪くなり、私の顔を見ても

「分からない。」

最初の頃の笑顔は無く、完全に

あの子は誰だ?みたいな目で私を見ていました。

それ以降はもうおばちゃんに会いに行きませんでした。

お父さんとお母さんの事は分かってたみたいですが、
私と兄は、おばあちゃんの中から消えました。

それから数年たち、
体の調子が悪くなり、施設から病院に移ることに決まっていたそうてすが、日にちはまだハッキリしていませんでした。

ところが病院のベッドが急に空いたらしく
(おそらく、急に亡くなられた方がいらっしゃったんでしょう)
来てくださいと連絡が入ったみたいでした。

おばあちゃんを施設から病院に移すのは、お父さんとお母さんでやる予定でしたが、

お母さんが
「おばあちゃんに会えるの、もしかしたらこれが最後かもしれないから、あんたも一緒に行く?」
と言われましたが、

私は行きませんでした。

そして1月13日、病院からお父さんに連絡が入り、
「様子がおかしいのですぐ来てください」と。

お父さんから
「もうダメかもしれないから」と電話が来て、
私はすぐお母さんに連絡して、
「お母さんも病院行って」と。

私は家で待っていたらお母さんが来て、
「ダメだった」

私も覚悟はしていましたが、
ついにこの時が来てしまったか…と、
ショックでした。

亡くなった原因は乳ガンでした。

それまで、おばあちゃんが乳ガンになってるなんて全然知りませんでした。

実は、おばあちゃんが亡くなる2、3日前に、夢に
おばあちゃんが出てきたんです。

なんとか葬式も無事に終わり、1月で雪が積もってるので
すぐお墓には行けず、遺骨は春まで仏壇に。

私は春に仕事の関係で北海道に行っていたため、お墓には行けませんでした。

4月のある日、また夢におばあちゃんとお墓が出てきました。

そろそろ遺骨をお墓に持っていってもいいんじゃないかと思い、お母さんに連絡したら
「昨日やってきたよ~」と。

夢の事を話したら
「おばあちゃん、あんたにお礼言いに行ったのかもね!」

涙が止まりませんでした。

私は霊感ないし、ただ夢におばあちゃんが出てきただけかもしれないけど、あまりにもタイミングよすぎて、
おばあちゃんが来てくれたんだと、嬉しくなりました。

ただ、おばあちゃんが生きてる間、何もしてあげられなかったなと後悔はあります。

人はいつどうなるか分かりません。
1日1日を大切にしないといけませんね。

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